平山郁夫氏が12月2日に亡くなった。
東西の人や文化の通り道となったシルクロードに幾度も足を運び、 日本文化の源流を求めて描いた作品はよく知られている。 10月に中国敦煌へ旅をし現地を肌で感じた今、 改めて氏のシルクロードの作品を見に行こうと思っていた矢先のことだった。 平山郁夫(莫高窟) 横山操、加山又造、杉山寧、東山魁夷、そして平山郁夫。 学生時代から、折りあるごとに美術館や個展で親しんできた 日本画家が次々と亡くなり、時代の移り変わりを感じる。 (皆さん苗字に「山」の字がつくのが不思議だ) 平山郁夫(アシジ) 私が平山氏の絵画を見るようになったのは割りに最近であり、 どちらかと言うと、氏の素描の方が好きである。 毎年日経新聞が配るカレンダーは、東山魁夷と交互に掛けて楽しんでいる。 これを機会に、敦煌での写真を整理し、簡単に旅を振り返りたいと思う。 10月7日敦煌空港着 敦煌の町 飛天の街灯 夜の市場(ナッツ、乾燥果物) (種類豊富な果物) 敦煌莫高窟入り口 (空には旧暦中秋の名月直後の月) 莫高窟北区(本来は修禅のためだったが、後には造窟に係わった仏師や画家が住んだ) 背後には鳴沙山 平山郁夫カレンダー(2007年) 莫高窟 楡林窟 塩ナツメの実 のろし台址(狼の糞を燃やしたので狼煙と書く) 壁画の下地に使われた粘土 東千仏洞 洞窟前で拾った石 道路わきに並ぶハミウリと干しハミウリ(瓜州) 玉門関 色づく葦の原 西千仏洞 刻々と色の変わる鳴沙山 砂漠の中に忽然と現れる緑と水の月牙泉 墓地 アフリカ大陸のエジプト、チュニジア、モロッコで見た砂漠とそこで育まれた文化、 シルクロードの町敦煌の砂漠とその文化、 共に人間の力強さと奥深さ、今に続く時間の流れを感じさせる。 洞窟内の仏像や壁画の仏画には、直接肌に心に訴え響くものがあった。 仏教芸術がより身近になり、今後の課題にもなった旅であった。
by sawa_keura
| 2009-12-30 22:18
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