日程は前後するが、今回の近江八幡への旅の出発地は京都。
友人4人とレンタカーで琵琶湖方面に向かう。 平安時代の古典にしばしば登場する石山寺は、前から一度行ってみたかったお寺だ。 石山寺は聖武天皇の勅願により良辧僧正によって開基された。 奈良時代から観音信仰の霊地とされ、平安時代になり観音信仰が盛んになると 朝廷や摂関貴族と結びつく高い地位を占めるようになり 源頼朝、足利尊氏、淀君等の後援も受ける。 本堂(国宝) 1096年再建、滋賀県最古の木造建造物 紫式部が物語の創作成就祈願のため7日間参籠した際、窓から十五夜の月を眺めていて 霊感をうけ源氏物語の構想を得たと伝えられる。 多宝塔(鎌倉時代) 経蔵 石山寺の名の出た石、硅灰石の岩 (天然記念物) 月見亭 瀬田川を見下ろす高台にある、近江八景「石山の月」のシンボル 後白河天皇以下歴代天皇の玉座とされる。 隣に「芭蕉庵」があり、松尾芭蕉が仮住まいして多くの句を残した 「石山の 石にたばしる あられかな」 三井寺 園城寺(三井寺)は、天台宗の総本山で古くから日本四箇大寺の一つとされていた。 天智、弘文、天武天皇の勅願により、弘文天皇の皇子・大友与多王が建立。 再三兵火にあい焼失するが、豊臣氏や徳川氏の尽力で再興される。 三井の晩鐘 金堂(本堂) 1599年再建された桃山時代を代表する建築 楽美術館 佐川美術館内にある楽美術館は15代楽吉左衛門の創案による 水庭に埋設された展示室、水面に浮かぶように建設された茶室で話題になった。 一度行ってみたいと思いつつ機会がなかったが、 今回5周年記念の「吉左衛門Ⅹ 暗闇の音・静寂の光」展で 予約なしに見学できるとのことで是非にと立ち寄った。 現代的な茶室の床の間には、どんな掛け軸や花器があうのだろうかと 友人たちと意見を出し合うのも一興であった。 寺院参拝に始まり、安土城址見物で終わった今回の旅は 琵琶湖周辺を中心とした長い歴史を思い起こす興味深いものであった。 未だいらしたことのない方は是非一度足を運んでいただきたい。
by sawa_keura
| 2012-12-21 03:05
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