緑の広がった庭園に立つ彫刻は生き生きして美しい。
箱根の森美術館でも感じたのだが、 彫刻は戸外でみられるべきものなのではないだろうか? 7月中旬の午後、静岡県クレマチスの丘にある イタリアの具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ(1931~)美術館を訪れた。 フィレンツェで青年期を過ごした後、 抽象表現を求めてブラジルに渡ったヴァンジは 人間の内面を表わす手段として再び具象に可能性を見出した。 ブロンズ、大理石、御影石、アルミニウム、ニッケル合金、木など 色々な素材を用い、組み合わせた作品群は変化に富んでいておもしろい。 (壁をよじ登る男 1970) (カテリーナ 2006) 世界唯一のヴァンジ個人美術館のここでは、 青い空と白い雲、遠くの山々、四季折々の植栽、緑の芝生を背景に 前庭、展示棟、庭園とめぐり歩きながら作品を楽しむことができる。 (展示棟内からの景色) (天の階段 1994、地上) (天の階段 地下) ヴァンジの作品では、顔と手に特に惹かれるが、 「チューブのなかの女」(1967・68)を始めとする女の顔が魅力的だ。 見る方向、光の加減で全く違った表情を見せる。 (プリマヴェーラ 2009) 人もまばらな炎天下での彫刻鑑賞も静かで良いものだ。
by sawa_keura
| 2011-08-17 14:13
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