「その朝、ひろしまの空は、からりとはれて真夏の太陽は、
きらきらとてりはじめていました」 (「ひろしまのピカ」) 広島に原爆が落とされてから66年が経った。 原爆の威力と被爆の恐ろしさを唯一体験した国民が、 今年は福島原発の事故により、新たな放射能汚染の恐怖に直面している。 戦争に関する本を読むという孫の夏休みの宿題のお蔭で 私も2冊の絵本を読む機会を得た。 「ひろしまのピカ」(丸木俊 作絵 1980)は 30年経った後も7歳のままのみいちゃんを主人公に、 強いタッチの絵と淡々とした文でで原爆を直視し、戦争の悲惨さを訴えている。 「ピカは、ひとがおとさにゃ、おちてこん」 その通りだ。 核兵器反対と言いながら、原発について知識がなく、 真剣に考えようともしなかった責任を深く感じる。 「いわたくんちのおばあちゃん」(天野夏美作 はまのゆか絵 2006)は 家族一緒の写真を撮りたがらないおばあちゃんの16歳時の原爆体験の実話だ。 小学4年生の男の子の目から見た戦争への思い 「ぼく、おとなになっても、戦争せんよ、ほんとよ」は、重くて清々しい。 どちらの絵本も大人が読んで十分読み応えがあり、 戦争の悲惨さと平和への願いをひしひしと感じさせる。 小学3年生と5歳の孫はどう読んだのであろう。 この夏は、ふたりと共に何冊か戦争関係の児童書を読んで 話し合ってみたいと思う。
by sawa_keura
| 2011-08-06 22:40
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