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イリアス
涼しい風が吹きだすと、スポーツの秋、そして芸術の秋。
先々週、新聞の演劇評で「イリアス」が上演されていることを知った。

トロイ戦争を描くホメロスの叙事詩「イリアス」は
大学時代にちょっとかじったが、
あの膨大な叙事詩をどのようにして3時間の劇にしてあるのだろうか?
話の展開は? 登場人物は? 叙事詩の語りは? 台詞はどのように? 

翌日の1時、当日券を手にテアトル銀座に滑り込んだ。

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3時間にまとめ上げられた木内宏昌の台本はわかりやすく、
叙事詩の語りを朗唱で取り入れた舞台は魅力的で
観客をトロイ戦争の時代に引きこむ。

朗唱をひき立てるバイオリンを主体とした音楽が場面を盛り上げる。
簡潔で無駄のない舞台装置、抑制の効いたせりふと演技、
所々でコロスの演技が邪魔に感じた以外は栗山民也の演出に魅了された。

「なぜ戦うのか?」「何のために生きるのか?」
神々の戯れに翻弄される人間の「生」と「死」、それに伴う「名誉」と「恥」。
3千年前のホメロスの叙事詩は今に繋がっていることを実感させる。

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沢山手渡されたチラシを1枚1枚見ながら、
昨年度見にいって心に残った2つの「ヘンリー6世」(鵜山仁演出と蜷川幸雄演出)や
「ANZIN 按針」の舞台を思い起こした。
今年度も楽しみな舞台が幾つかあるので期待している。
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by sawa_keura | 2010-09-28 10:56 | 観る
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