2008年4月の開館をテレビニュースで見て以来
ぜひ行ってみたいと思っていた十和田現代美術館に行く機会が巡ってきた。 3日間JR東日本乗り放題12000円を利用しての 函館十和田湖奥入瀬旅行にどうにか組み込むことができたのだ。 ビュープラザで2時間ねばって時間を調べてもらい、 函館―(JR)-三沢ー(十和田観光電鉄)ー十和田市ー(タクシー)-美術館ー (JRバス)-十和田湖 の案ができた。 最終バスに乗るには美術館で約30分ほどしかないが、 展示物よりも建物自体を見たいという当初からの目的はかなえられそうだ。 三沢駅から乗った十和田観光電鉄は2両編成、一番前のドアしか開かない。 ガタゴトと畑や林の田舎風景の中を走る懐かしさを感じる電車だ。 着いた十和田市、駅前銀座通りはさびれ、地方都市の過疎化をいやでも感じるが、 官庁街通り(駒通り)は美術館を中心にしっとりと美しい。 十和田現代美術館は十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト Art Towada の拠点施設として西沢立衛の設計により2008年に開館し、 国内外21名の作家による22の大型インスタレーションが常設展示されている。 西沢立衛氏は、妹島和世氏と共にSANAAとして 建築界のノーベル賞と言われるプリッカー賞を2010年に受賞している建築家で、 私が大好きな金沢21世紀美術館もSANAAの設計だ。 1979年アメリカ人実業家ジェイ・プリッカーによって設立された同賞は 日本人では、丹下健三(1987)、槇文彦(1993)、安藤忠雄(1995)が受賞している。 ガラス張りの館内は、通りを歩きながら作品を鑑賞できるよう配慮され、 市民に身近な現代アートを感じさせた。 市の目論み通りアートで十和田市が活性化されればいいがと心より思う。 無理して立ち寄った甲斐のあった美術館であり、充実した半日であった。 ぜひもう一度機会を見つけて訪れ、今度は展示作品もゆっくり鑑賞したいと思う。
by sawa_keura
| 2010-07-08 16:06
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