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カテゴリ:考える( 26 )
ミモザの日とホワイトデー
3月14日はホワイトデー、男の子の孫たちから春らしい花のプレゼント

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日本ではバレンタインデーのお返しデーとして浸透している行事だが、
これはどうも商業主義が作り上げた日本独特の行事のようだ。

春先に女性に花を贈るというとミモザが頭に浮かぶ。
イタリアでは3月8日を「ドンナ(女性)の日」と言って、ミモザが贈られる。
3月8日は、1995年国連によって定められた「国際女性デ―」。

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春の早いイタリアではミモザが黄色い花をつけ始める頃、
ミモザの花ことばは「友情」「真実の愛」「豊かな感受性」「エレガンス」だそうだから
春を呼ぶ黄色と共に女性へのプレゼントに最適なのだろう。

というわけで、玄関脇には毎年この時期ミモザを飾って春の到来を喜ぶと共に
女性の社会的活躍を陰ながら応援することにしている。
世界的に見れば女性の首相、大臣、長官、会社社長、組織長は多くなったが、
日本ではほんの少人数。
若い人たちに飛躍して欲しいと思う。

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by sawa_keura | 2015-03-15 18:01 | 考える
「ヒカリ展」と「メディア・アート展」
日経新聞金曜日の「ニュースな科学」ページは
日頃 気になってはいても知らない世界やわからない事柄に
目を向ける機会を与えてくれる。
そこの「探訪サイエンス」で紹介されていた2つの展覧会に行ってみた。

国立科学博物館で去年秋から2月末まで開催されていた「ヒカリ展」
「宇宙と光」 「地球と光」 「人と光」をキーワードに光の魅力や不思議をを紹介している。

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太陽と地球磁気圏の関係やオーロラの立体構造の説明はピンと来なくても、
3Dメガネをかけて見るオーロラ(2013年アラスカで撮影)は迫力満点
宇宙から地球に降りそそぐ光が作り出す雄大な美しさに魅せられた。
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ヒカリには目に見える光(可視光)だけではなく、
電波、赤外線、紫外線、X戦なども含まれる。
普通の明かりの下ではただの石が、紫外線の下では鮮やかな緑や赤に輝く。
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「構造色」という特別な仕組みで光る羽を持つ昆虫たちもいる。

ガリレオ、ニュートン、レントゲン、アインシュタインなど
光の研究に取り組んだ研究者たちの研究説明や初版本、スケッチも豊富に並ぶ。

ノーベル化学賞の下村氏が発見した蛍光たんぱく質の応用研究も盛んだ。
オワンクラゲやサンゴの蛍光タンパク質の遺伝子組み換えで誕生した光る蚕とその繭
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その繭を使って作ったクリスマスツリー
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プランクトンの蛍光タンパク質を夏スミレに導入して造った「光る花」
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半分も理解できなかったが、光の不思議にちょっと触れることができた気がした。

折角だからと、子供向けに書かれた評判の入門書「アインシュタインと相対性理論」
を読んでみたが、途中からやっぱり分からなくなった。

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NTTインターコミュニケーション・センター「オープン・スペース2014」では
コンピューターやLEDやセンサーなどの技術を取り入れたメディア・アートを体験

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これ又仕組みは全く分からなかったが、五感を使ってメディアアートを楽しんだ。

「指紋の池」では、センサーに自分の指を置くと指紋が
ディスプレーの中で魚のように泳ぐ沢山の指紋の中に泳ぎ紛れるのだが、
再度センサーに指を置くと泳ぎ戻ってくる。

宇宙の中で飛び交い地球にも飛んできている放射線である宇宙線の
生成と消滅を光の点滅で表わしている作品。

21枚の細長い白い板でできた動く彫刻。

音が反響しない完全に密閉された無饗室の中で聞く音楽。

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by sawa_keura | 2015-03-08 17:46 | 考える
「はだしのゲン」
8月末、松江市教育委員会による閲覧制限の撤回で
漫画「はだしのゲン」が話題になった。

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「はだしのゲン」は、故中沢啓治さんが自身の被爆体験を基に,
広島の原爆で父、姉、弟、妹を失った小学1年生のゲンが
母と共に戦後を生きてい様子を描いた単行本10冊の漫画だ。

予てからその戦争責任の考え方や原爆、戦争表現が過激だとの批判はあったが、
昨年、作品を学校図書館から撤去するよう求める陳情があったのに対し、
松江市教育委員会が12月、学校に閲覧制限を要請したのだった。

過去には色々な理由で発禁になった本があった時代もあるらしいが、
今どき一部の父兄の陳情のみで閲覧制限にした教育委員会の決定は解せない。

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しかし、私自身はこの作品を読んでいなかったので、良い機会と思い図書館に出かけ、
中沢啓治氏の 「はだしのゲン  わたしの遺書」 と
「英語訳ならありますよ」との司書の勧めで 「BAREFOOT GEN」 を借りてきた。

確かに原爆投下後や戦後の描写は生々しく悲惨だが、
それは事実であり、漫画より事実はもっとひどかったに違いない。
これを「過激な文章や絵が多い」と言って子供たちの目から遠ざけてしまうとは
余りにも安易で、考えのない行為である。

柔軟な頭と心を持つ子供たちにこそ、あらゆる分野の本を読む機会を与え、
より広い知識を身につけさせ、正しい判断力を養う手助けをするべきなのだ。







  
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by sawa_keura | 2013-10-18 21:18 | 考える
「私の巴里・パリジェンヌ」
本棚を整理していたら、朝吹登水子の「私の巴里・パリジェンヌ」が出てきた。
きっと母の所からまわってきた物だろう。
古き良き時代のフランスを思わせる表紙に誘われてページを開く。

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第二次世界大戦前にパリ近郊の全寮制女学校で教育を受け、
戦後は娘を育てながら通算30年をパリで過ごした著者が1970年代にまとめたものだ。

1章「歓び」では、著者の人間形成に大きな影響を与えた
フランスの習慣、風景、パリの日常生活、思い出などが語られ
当時のフランスを作り上げていた美、音、色、味、香りが漂ってくる。
人生を楽しむ歓びが感じられる。

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2章「女たち」はパリに住む知的中産階級の女性たちについて。
シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ジュリエット・グレコ、フランソワーズ・サガンを始め
自動車会社部長夫人、政治家夫人、外交官夫人、毛皮屋経営者、厚生大臣、
看護婦、写真家、ウーマンリブの運動家たちの日常や考え、夢が語られる。

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1970年代と言えば、フランスにおいても未だ女性の社会的地位は低く、
職業人として働く女性は少なかった。
それでも、彼女たちは単に生活に流されるのではなく、個性的に生き、夢を持ち、
将来を見据え、自身を磨き、己の考えや意見を表明するのだった。

当時から40年が経った今、フランスのそして日本の女性たちはどう変わっただろうか?
激動する現代社会であるからこそ、それぞれの分野、役割の中で
自分の考えを持ち、しなやかに生きていく女でありたいものだ。
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by sawa_keura | 2013-08-08 22:40 | 考える
向島百花園
2月の寒さで開花が遅れた梅を見に、向島百花園を訪れたのは3月初めだった。
ところが、3月の異常な暖かさに、2週間後には桜が開花し、
こぶし、れんぎょう、桃、あんず、山吹と一挙に春の花が咲き揃ってしまった。

その春に追われるように過ごして、あっという間にもう4月。
梅見は遥か昔の出来事になってしまった。

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向島百花園は、江戸の町人文化の花ひらいた文化・文政期(1804~1830)に、
骨董商佐原鞠塢が、交遊のあった文人墨客の協力で開いた花園。
開園当時は360本の梅が主体だったが、
その後古典に詠まれている植物が集められ、現代に残る江戸時代唯一の花園とのこと。
武家の庭園跡でないのも珍しいようだ。

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百花園は初めて、向島は不案内な場所なので、事前に路線図をしっかり調べて出発。

最寄駅は、京成押上線なら曳舟駅、東武スカイツリー線なら東向島駅。
押上線の駅名「曳舟」「八広」「四ツ木」「立石」「青砥」
スカイツリー線の「鐘ヶ淵」「堀切」「牛田」「千住」、
歴史が感じられる駅名が残っているのがうれしいと共に
「業平橋駅」が、わかりやすいとはいえ「スカイツリー駅」になってしまったのは残念だ。

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by sawa_keura | 2013-04-08 22:43 | 考える
One for One "TOMS ”
あけましておめでとうございます  今年もよろしくお願い致します

年末を出産退院と慌ただしく過ごしたロスの娘家族も
2日からは会社が、3日からは幼稚園が始まり、日常生活に戻りました。

ここはクリスマス前に行った、隣町 Venice の Abbot kinney 通り

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全米一おしゃれな通りとも言われているそうで、
小規模ながらしゃれたインテリアの店やこぎれいな店が並んでいる。

その中の一軒、TOMS
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店内でコーヒーを買って、中庭のベンチで一休みしていると、
目の前のレジに靴箱を抱えて若い人たちが次々と並んでいる。

"One for One" 、この店で靴を1足買う度に、靴を必要としている世界の子供たちに
新しい靴1足が贈られるのだ。
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2006年、アルゼンチンで裸足でいる子供たちに接したBlake Mycoskey は
TOMS を立ち上げ、1個人の購買力が世界規模の人助けに繋がる方法を編みだした。
2012年6月までに200万足以上の靴が贈られたとのこと。
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今では他社ブランドの注目も得、ラルフローレンやエルメススケートボードなどとの
コラボレーションも生まれているそうだ。

2010年からは、One day without shoes という運動もスタート。
世界各地1600か所で、25万人ほどが参加して裸足の1日を体験しているとのことだ。

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クリスマス前ということもあり、プレゼント用に買う人も多いようだ。
では私もと1足、自分用とどこかの靴が必要な子供へのクリスマスプレゼント。

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甲の部分が布製だから、日本では室内履きかな?

ストレチアの咲く気持のよい裏道を歩いて帰路についた。
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by sawa_keura | 2013-01-04 06:15 | 考える
古典の日
今日11月1日は「古典の日」と定められたそうだ。
文学や音楽、美術などの古典作品に親しむ日として法制化され、
その初めての「古典の日」である今日は、各種の展示やイベントが開かれるそうだ。

「紫式部日記」の1008年11月1日の項に
初めて「源氏物語」が登場することにちなむという。

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数年前から「万葉集」「和泉式部日記」「紫式部日記」の講義を聞いたり、
今「源氏物語」を友人たちとひも解いて、
古典のおもしろさに目覚め始めた私としては嬉しいことである。

しかし、なぜ「古典の日」と一日を設け、法制化しなければならないのか?
「何もしないよりまし」と言われればそれまでだが、
文化を大事にし、親しむのは一朝一夕でできることではない。

その日に大々的に国や文化庁の肝いりでイベントや展示がおこなわれても、
日常的に文化に親しむ環境が用意されなければ意味がない。

学校教育の現場でじっくり古典作品に目を向ける機会を与えてほしい。
文化の意味するものを考える時間を与えてほしいと思う。
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by sawa_keura | 2012-11-01 22:16 | 考える
坂東玉三郎
歌舞伎の女形坂東玉三郎が人間国宝になった。
私の歌舞伎入門は、半蔵門に国立劇場ができたとき。
祖母のお伴をして出かけ、言葉も内容もよくわからないなりに
プログラムを頼りに、独特の舞台を楽しんでいた。

当時の勘三郎、松緑、三津五郎の演技にも惹かれていたが、
私がより興味を持ち好きだったのは、女形の歌右衛門、梅幸、芝翫だった。
そんな円熟した女を演じる役者たちの中で
際立って美しかったのは、まだ年若く長身の玉三郎であった。

その後着実に実力と人気を築きあげていった玉三郎、
私が30年ぶりに目にしたのはシネマ歌舞伎の舞踊「白鷺」だった。
しっとりとした舞姿に目をみはった。

そして今年春、東劇でのシネマ歌舞伎「坂東玉三郎 泉鏡花 抄」。

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約20日間おきに、「天守物語」「海神別荘」「高野聖」が上演された。

「幻想文学」「怪奇趣味と特有のロマンチシズム」「美しくも妖しい鏡花の世界」などと
評される泉鏡花(明6~昭14)は、何となくとっつき悪く読んだことがない。
だから、玉三郎の表現する鏡花の世界を見てみたいと思った。

絵画的な美しい舞台は、詩的な台詞と共に観客を
現実と非現実の区別がつかない、幽玄神秘な世界へと導いていく。
玉三郎演じる女たちは、浮世絵の美女たちを思い起こさせる。
鏡花作品に「白い光」を感じると言う玉三郎の白い光の中の色であろうか?

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3作品を見終わって、鏡花に興味がわいた。
図書館で見つかったのは「高野聖」。
鏡花28歳(明治33年)の作である。

「ロマンチック詩人の目に映った人生の縮図」「人生行路の苦難を意味す」
「純粋無垢なものを求める」と解説にあるが、
私は、内容よりも言葉の美しい流れにひかれた。

次回金沢に行ったら、浅野川界隈にある「泉鏡花記念館」に寄ってみよう。
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by sawa_keura | 2012-07-23 14:52 | 考える
1年が過ぎて
「未曾有」「想定外」などの言葉が氾濫した大震災から1年が過ぎた。
あの時の揺れの恐ろしさ、テレビ画面から流れる津波の映像の信じ難かった驚き、
その後明らかになった被害と犠牲者の多さに感じた自然の脅威、
そして、原発事故とその対処の不手際さ、
1年経ったとはいえ未だに記憶に強く鮮明に残る。

しかし今、善意の人々や行政の力で少しずつ復興に向かっている。
それを手助けしようとする組織も立ちあがっていて、
ネットで誰でも簡単に、できる範囲で参加できるようになっている。

少しずつ寄付したお金でミシンを買って避難所暮らしをする人に贈る。
講習をして物づくりの楽しみを知ってもらい、ネットで売って自立を支援する。
必要な人に必要な冬用家電を送る。
子供たちへの学習支援や漁業関係者への支援...。

たまたま不要な編み棒や毛糸をどうしようかと思っていた私は
ここを通して被災地に送ることができた。
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国や自治体では時間がかかったり、小回りが利かない小さな支援、
大きなことはできないけれど、何か役に立ちたいと思う人たち、
両者を結び付ける組織は、若い人たちの力で動いている。

福祉や貧困などの社会問題を事業を通じて解決する
ソーシャルビジネスを手がける2,30代の経営者も多くなっている。
補助金や寄付に頼らずに民間の手法を生かして収入を得て、
自立した事業経営をするフェアトレードや障害者就労支援事業などだ。
(捨てられずに置いてあったネクタイの山もこの事業の一つを通して処分できた)

大震災をきっかけに復興支援や社会事業、現地での起業など
積極的に動き始めた人たちに少しでも力を貸し、見守っていきたいものだ。

大きな力も必要だが、小さな力が集まれば大きな力となる。
日本の将来に悲観的な声も多いが、そんなことはないと私は思う。
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by sawa_keura | 2012-03-13 22:53 | 考える
秋から冬へ
今年もあと半月、
穏やかに晴れた冬の夕暮れ
赤く染まった空はあっという間に真っ暗になるが、
ついつい仕事の手を休めて見とれてしまう。
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先夜、久しぶりに見た皆既月食も美しかった。
刻々とかけていく月を見ながら、
理論的にはわかっていながらも不思議な気がした。

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秋の実の季節は終わり、
一か月前には優美に咲いていたサザンカの花は散り、
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一緒に挿したクチナシの実だけが残った。
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雑事にまぎれて、今年は未だクリスマス飾りもしていないわが家だが、
ポインセチアを飾っただけでなぜか明るい気分になる。
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by sawa_keura | 2011-12-16 22:24 | 考える



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
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