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カテゴリ:食べる( 70 )
「花まつり」の歳時菓子
4月8日は、お釈迦様の降誕日「灌仏会」。

花が咲きそろう時期なので、「花まつり」ともいわれ
様々な草花で飾った花御堂をつくり、浴仏盆に生誕仏を置き
甘茶をそそいでお祝いをする。

甘茶をそそぐのは、お釈迦さまが生まれた時、甘露の雨が降ったという言い伝えから。

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たねやの「五泉」は、この日だけ販売される歳時菓子。
甘茶を練りこんだ求肥で餡をつつみ、
天の龍がそそいだ五色の甘露の雨になぞらえたそぼろがまぶされている。

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春を迎える歓びの中に祝われる「イースター」と「花まつり」、
チョコレートもいいけれど、和菓子もいいなと歳時菓子を楽しんだ。

今年は桜もちょうど満開になり、花まつりにふさわしい一日だった。
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by sawa_keura | 2016-04-12 17:37 | 食べる
ひちぎり  京都の雛生菓子
急に思い立って出かけた京都、
祇園の「鍵善」で、変わった生菓子を見つけた。

「ひちぎり」
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京都の雛祭りの代表的な生菓子とのこと。

「ひちぎり」(引千切)は、子供の幸福を願う公家のお餅としてはじまり
ヨモギ、求肥やしん粉で作られた餅を引きちぎった形にし、
その上にきんとんやあんがのせられる。

宮中行事の上巳の節句では、もち菓子の用意に手が足りず、
餅を丸めている暇がなかったため、餅を引きちぎってくぼみを作り
そこにあんこをのせるという簡易化がなされたという説があるそうだ。
古くは平安時代の「戴き餅(いただきもちい)」という儀式に由来するともいう。
そういえば、「紫式部日記」に幼児の儀式として書かれていたように思う。

私にとって桃の節句のお菓子というと、雛あられ、菱餅だが、
金沢では金花糖という色鮮やかな砂糖菓子が飾られていた。
京都で新たな雛菓子に巡り合えたのは幸運だった。

家に帰り、春を呼ぶきれいな生菓子と共に抹茶を楽しんだ。

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by sawa_keura | 2016-03-12 12:33 | 食べる
寒餅
立春を迎えた日、富山から小包が届いた。
お米を送って頂いているKさんからだ。
箱を開けると 「きれい!」

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鮮やかな色が飛び込んでくる。
4,5mm厚さの長方形に切れそろえられた色とりどりのお餅が
丁寧に紐で編みこまれている。

「寒餅」    寒さが最も厳しい寒の期間にお餅をつき、
        3月初め頃まで約1ヶ月間寒風にさらして乾燥させてつくる。
        富山の米菓 「かき餅」 「かきやま」 のルーツといわれる。

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寒中の水を使うとカビなく、腐らないといわれ、
農家が保存食として作り、おやつに焼いて食べられてきたという。

ヨモギ、エビ、豆、昆布、黒砂糖、クチナシなどがまぜてある手の込んだものだ。
餅をつき、具を混ぜこみ、薄く切り、紐で編みこむ作業の様子を思い浮かべ、
「私が好きなので~」と言われる Kさんに頭が下がる。

乾燥すると壊れるのでと、半乾き状態で送られてきた「かんもち」、
暖房に当てないで、バルコニーにつるして下さいとのこと。
東京の我が家でうまくいくのだろうか?

娘たちの所にも分けて、それぞれに成果を競うことにしよう。
焼いて食べる時を楽しみに~

でも、今の半生状態も美味しそう、少し食べてみようかな!
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by sawa_keura | 2016-02-06 16:30 | 食べる
富山県庄川の鮎
6月の声を聞き、店頭にアユが並びだすと、
毎年無性に行きたくなる場所がある。
富山県庄川温泉郷にある料理旅館「川金」の鮎小屋だ。
炭火で焼き上げた小ぶりのアユの絶妙な美味しさを知った所だ。

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金沢在住時代には、毎年ドライブがてらでかけ、
食後は温泉で一浴びして帰ったものだったが、もう10年以上が経ってしまった。

毎年話題になりながら実現できないでいたが、
北陸新幹線が開通して大幅に時間が短縮された今年、話は現実みを帯びた。

それなら足を伸ばして、福井県今庄の越前そばも...
かくて、北陸フリー切符を利用した老夫婦のノスタルジック味の旅が実現した。

まず新幹線で金沢、福井を通り過ぎ、鯖江で乗り換えて今庄下車。
10年余前と変わりない「ふる里」でおろしそば2杯。
昔のままの歯ごたえ十分な越前そばに、来た甲斐あったと嬉しくなる。

その晩は金沢で馴染みだった串焼き「ちょう吉」へ。
ここも味は昔のまま、昆布出汁のおでんと炭火焼の串を思う存分頬張る。

そして翌日はいよいよ庄川へ。
新幹線で新高岡、城端線に乗り換えてチューリップの砺波へ。
初めて乗ったローカル線の車窓からは、砺波平野独特の散居村が美しい。
屋敷林に囲まれた立派な農家が田園に点々と散在する。
しかし核家族化した昨今、空き家が目立つというから、
こんな風景もいつまで見られるかわからない。

砺波駅からはタクシーで15分ほど、庄川沿いの旅館に着く。
その庭先に立つのが、いろり茶屋「鮎の庄」

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2013年6月に新しくなったとのことで、昔の鮎小屋の雰囲気はなくなったが、
往時のままに香ばしく焼き上げられたたアユ6本、頭から尾まできれいにいただいた。

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以前はもうもうと煙っていたいろりもすっかりきれいになっていたが、
ご主人の手さばきは変わらず、
丁度北陸は前日がアユの解禁だったそうで大賑わいだった。

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金沢行き新幹線を待つ新高岡で、旅土産を物色、
伝統工芸高岡銅器に因んで、鋳物の小さな「おともりん」を求める。

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収納袋をも兼ねる手すき和紙の台におりんをのせて、
天然石のりん振り子でそっと叩くと澄んだ良い音が響く。
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by sawa_keura | 2015-07-15 13:09 | 食べる
今年も早半年~
7月1日は、一年の真ん中にあたる。
明日からは今年も後半に入るわけだ。

6月晦日にいただく歳時菓子「水無月」は
二つに切り分けた一方を無事に過ごせた半年、もう片方をこれからの半年に見立てて、
平穏に過ごせるよう願いを込めるという。
半年間の罪や汚れを祓い、後半の無病息災を祈る「夏越の祓」の行事に因む。

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葛製外郎に厄除けの小豆をのせた素朴なお菓子は
この時期よく利用する沖知江子さんのガラスのあじさい皿にのせて

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そして、今日7月1日、金沢では「氷室饅頭」を食べる。
旧暦6月1日に、加賀藩から徳川幕府に氷室の雪氷が献上され、
その雪氷が無事届けられる様、神社に饅頭を供え祈願したことによる。

氷室饅頭も、夏を越す体力を養い無病息災を願って食べる。
京都の歳時菓子「水無月」は、東京でも手に入るようになったが、
金沢の「氷室饅頭」は未だ手に入らない。

四季折々の上品な形と色合いの生菓子を抹茶といただくのも楽しいが、
季節に応じた歳時菓子も生活に根づいた美味しさがある。
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by sawa_keura | 2015-07-01 12:20 | 食べる
立夏   新野菜の季節
立夏はしだいに夏めいてくる頃、新暦では5月5日頃から。
「蛙始めて鳴く」 「蚯蚓(みみず)出ずる」 「竹笋(たけのこ)生ず」と
春から夏への自然の営みを表わす。

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今年は、産地から頂き物の立派なタケノコでご飯、サラダ、中華などを、、
旅土産の淡路島の新玉ねぎや鳴門金時を味わう楽しみを得た。

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淡路島産のたまねぎは、アミノ酸が豊富だとのことだが、
新玉ねぎは、甘くてさらりとし嫌味がなく、歯ごたえも良くていくらでも食べられる。

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醤油とかつお節、しそ、のり、あるいはサラダ風にオリーブ油と
色々試して、すっかり淡路島産たまねぎのファンになった。

先日はデパートの山形県展で、新鮮なコゴミと行者ニンニクを手に入れ
行者ニンニクは、炒め物と醤油漬けで独特の香りを、

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コゴミは、くるくる丸まった渦巻状の若芽を愛でつつおひたしにして、
ちょっとぬめりのある食感を楽しんだ。

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by sawa_keura | 2015-05-17 14:44 | 食べる
源助大根でつくるブリ大根
年末日頃は目にしない三浦大根を店頭に見つけ手を伸ばすと、
その横に、加賀野菜の源助大根が! 東京で見つけたのは初めてだ。

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ずんぐりした円筒形の源助大根は長さ約22~25cm。
早生種で肉質が柔らかく、大根らしい歯触りがありながら煮崩れしにくい。

早速ブリの頭のぶつ切りと、ブリ大根を作ったのは言うまでもない。
金沢「千取」の奥さんに教わったように、ブリはさっと焼いて臭みをとり、
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厚めに切った源助大根と煮込む。
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「千取」さんの賄いブリ大根とは雲泥の差だが、東京で食べる味としては及第か?

加賀野菜とは、藩政時代から受け継がれた季節感に富んだ金沢の特産野菜、
昭和20年以前から栽培され現在も主として金沢で栽培されている野菜で
源助大根、小坂れんこん、サツマイモ、加賀太キュウリ、金時草、加賀つるまめ、
ヘタ紫ナス、赤皮かぼちゃ、一本太ねぎ、金沢春菊、せりなど15品目。

どれも味と香りに富み、季節を感じる大好きな野菜だが、
生産量が少ないため地元以外ではなかなか手に入らない。

3月14日開通の北陸新幹線のお蔭で今金沢は話題の中心の感がある。
加賀野菜も手に入りやすくなると良いのだが...
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by sawa_keura | 2015-02-14 15:11 | 食べる
ベジブロス
ベジブロスと聞くと、何かとても面倒そして高級そうなイメージがあるが、
この野菜ブロスは、普通は捨ててしまうもので作ったもの。

野菜には、捨ててしまう皮や種、へたにこそ栄養があるとは昔から言われてきた。
それで、ニンジン、大根、カボチャの皮は味に差支えない限り、捨てないで使うようにし、
大根、カブやセロリの葉はつくだ煮風にしたりしてきた。
だが、茄子のへた、カボチャの種やわたの部分は...

先日、捨てる野菜で作るスープストックの記事を見た。
捨てている部分にこそ、最近話題のファイトケミカルという成分が豊富にあるという。
抗酸化作用があり、免疫力を向上させる効果があるそうだ。

大根やニンジンの皮は勿論、切り落としてしまうヘタやしっぽ、玉ねぎの茶色い薄皮、
カボチャの種やわた、シイタケ、エノキなどの石づき、アスパラや葉物の硬い根元、
ブロッコリーやキャベツの硬い芯の部分、長ネギの緑の葉先や皮...などなど
両手一杯ほどたまったら、鍋に入れて水1リットルほどと弱火で20分ほど煮るのだ。

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野菜類を漉すと、きれいなベージュ色のだし汁が現れる。

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色々な野菜の混じった優しい柔らかな味だ。
本当はこれを出汁として、料理のベースとして使うのだが、
私は、塩コショウ、たまには醤油を一滴たらしてコンソメ風スープにしている。

労せずして献立に汁ものが一品増えるのも嬉しいし、
煮出した野菜によって微妙に違う味が、心と体を温めてくれる。

先日はこれを使ってポトフーを作ったが、深みのある味に仕上がった気がした。
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by sawa_keura | 2015-01-15 18:12 | 食べる
食べる習慣
今年も早10日が経ってしまった。
11日は鏡開き、小豆を煮て鏡餅を入れたお汁粉をいただくと、
新年の一連の行事が終わり、通常の生活に戻る。

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日本には季節の行事が数多くあり、それに因んだ食べ物があるのが楽しく、
私もできるだけ行事に沿った飾り付けをし、食べるのを習慣としてきた。

しかし、この習慣も段々に変って来ているようだ。
東京都が発表した2014年の「食生活と食育に関する世論調査」によると
都内に住む男女3000人に聞いた結果は、  (日経新聞2014/11/6)


   雑煮やおせち料理               86.9%
   年越しそば                   86
   クリスマスケーキ                66.5
   節分のいり豆・恵方巻き           48.2
   土用の丑の日のウナギ           45.5
   端午の節句の柏餅              43.2
   雛祭りのあられ・桜餅             38.9
   冬至のカボチャ                 37.8
   春のお彼岸のぼた餅              37.5
   秋のお彼岸のおはぎ             34.5
   七草がゆ                     34.3
   十五夜の月見団子               11.3

前回(07年)と比べて、クリスマスケーキや節分の恵方巻きを食べる比率が伸び
ウナギ以下は10%近くずつ減っている。

ウナギが減っているのは諸事情によるものと思われるが、
行事の食習慣は多分にデパート、スーパーに乗せられている気がする。
年末のクリスマスケーキやおせちの派手な折込広告の類も記憶に新しい。

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関東では習慣のなかった節分の恵方巻きも、
スーパーの宣伝効果で今や全国的なものとなった。

社会の変化に応じて食習慣が変わっていくのは当然だが、
日本らしさが感じられる季節ごとの行事とそれに伴う習慣は忘れないでほしい。
簡略化したとしても、そこに宿る心を感じ、生活のけじめとして欲しいと思う。
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by sawa_keura | 2015-01-11 17:37 | 食べる
醤油 「玄蕃蔵」
秋はあっという間に過ぎて、「立冬 山茶初めて開く」と思っていたら
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早 「小雪 朔風葉を払う」候、そして師走に突入!

だが、今日のような小春日和の日にはきれいな落ち葉を拾う楽しみもある。
今年は桜の葉の紅葉が殊の外きれいな気がする。
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秋の初めに頂いた醤油 「玄蕃蔵」は、そんな日本の季節を大事にして作る醤油。

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毎年11月中旬に仕込み、江戸時代に定められた五節句の節目ごとに
技を極めて醸造するという。

1月7日 人日(じんじつ)の節句  初櫂入れ式
3月3日 上巳(じょうし)節句  諸味改め式
5月5日 端午の節句  諸味奉納式
7月7日 七夕(しちせき)の節句  秘伝極めの式
9月9日 重陽の節句  蔵出し

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しっかりとした昔ながらの醤油の味の中に、まろやかな豊かさ含む。
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by sawa_keura | 2014-12-02 10:38 | 食べる



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
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