(有)keura の決算に伴い、毎年8月は甘酒横丁を通る。
会計事務所が日本橋浜町にあるのだ。 甘酒横丁は、地下鉄人形町駅から明治座方面への250mほどの道。 明治の初め頃、道巾の狭い小路だった横丁の入り口南側に 甘酒屋があったことからこの名で呼ばれるようになったとのこと。 水天宮、明治座や「末広亭」などの寄席があり、穀物取引所の米屋町、 日本橋川岸一帯の魚河岸、兜町の證券取引所が隣接しているので 当時この界隈は、大いににぎわっていたようだ。 関東大震災後の区画整理で現在の道巾になった。 猛暑が続いていた8月末某日3時すぎ、 人形町の駅の階段を上がってみると、空模様が怪しくなっている。 お茶の「森之園」 (創業大正3年) 豆腐の「双葉」 (創業明治40年) 沢山並んだ豆腐、揚げ物、湯葉、惣菜... 目移りしながら、竹とうふ、ジャンボがんも、おからを購入。 甘酒ソフトも美味 「岩井つづら店」 (江戸末期創業) 竹篭は専門の職人さんが作るが、その後は全工程一人でするから 注文してから3カ月ほどは待ってほしいとせっせと手を動かしながら店主は言う。 つづら店は東京ではここ一軒だけではないかとのこと。 つやつやと輝く家紋入りの黒、茶、朱色のつづらが積み上げられている。 竹製の篭に和紙を張って、漆を塗っているのだと思っていたら、 今は柿渋とカシューナッツを使うとのこと。 塗ったばかりの蓋は、天井にぶら下がっている。 ここの角をを曲がると、「今半」 (明治28年創業) 洋食屋「芳味亭」 (昭和8年) 去年はここで昼食をした。 甘酒横丁にもどって 「ばち英」 (大正6年) 焼き鳥、卵焼きの「鳥忠」 (明治44年) 鯛やきの「柳屋」 (大正5年) いよいよ空は暗くなり、6時過ぎかと思うほどに。 そして、久しぶりの夕立、「バケツをひっくり返したような」とはこのことか? 雨宿りしても一向に止みそうもないので、仕方なく土砂降りの中を5分、 目的地に着いた時には、ズボンはぐっしょり、水が滴り落ちていた。 雨にかすむ明治座前のちょうちん
by sawa_keura
| 2011-09-09 17:46
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