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五右衛門風呂
山中での生活の楽しみの一つは薪で焚いたお風呂。
それも今どき珍しい五右衛門風呂だ。 

秀吉が石川五右衛門を釜ゆでにしたという俗説から生まれたそうだが、
鋳鉄製の風呂釜の真下から薪で直接湯を沸かすこの風呂を
知っている人も少なくなった。
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山での風呂焚きは、まず小枝拾いから始まる。
強風で折れたり、落とされた枯れ枝はそこら中に転がっている。
適当な太さの物をポキンポキンと折って集める。
これは孫たちも2,3歳の頃から参加してきた共同作業。
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夕方4時ごろ、マッチとうちわ、古新聞紙、小枝、太さの異なる薪を用意して
いよいよ風呂焚き開始。
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風呂釜や薪が湿気ているシーズン初めは
黒い煙がモウモウと出てなかなか火がつかないが、
夏休みの頃には新聞紙、小枝、薪へと火は小気味よく燃え広がる。

いくつか太い薪を放り込んだら焚き口を離れてもいいのに
何となく座り続けてしまうのは炎の魔力であろう。
色を変え、形、勢いを変えて舞う炎はいつまで見ても見あきない。
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湯加減をみながら、薪の量を計って風呂を焚いていくのは
蛇口をひねるだけ、あるいはボタンを押すだけの風呂焚き(?)とは
雲泥の差に時間と手間がかかるが、
その過程も結果の湯にも風呂を楽しむという豊かさと満足感がある。

それに今はやりのエコでもある。
燃料の薪は伸びすぎた枝を掃ったものや枯れて切り倒した木や間伐材。
最近はシュレッダーにかけなければならない書類もここで燃やす。
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直焚きするから鉄製の風呂釜の底はもちろん熱い。
木製の底板を踏み沈めて(我が家では大きい石を沈めて固定する)
肩まで湯につかる。
思わずふーっと息がもれ、至福の風呂時間となる。
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薪のせいなのか、鋳鉄製の風呂釜のせいなのか、
お湯は柔らかく、出た後肌はすべすべ、湯冷めもしない。

五右衛門風呂の良さを知る人が少なくなるのは残念だ。
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by sawa_keura | 2010-08-14 21:54 | 使う
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